チェンバロ製作を契約した後は?…まめに連絡をとるべし

チェンバロの購入の疑問や悩み

無事、チェンバロの契約を終えたので

当分の間、製作が進むのを待つことになりました。

製作家にゆだねるのみ…ですが、私は少し不安でした。

ヨーロッパの人の仕事を進め方が、どんなものかと思ったのです。

外国人製作家に注文する上で、念頭においておくこと

私の先生や友人など、チェンバロを持っている人の中には、

私のように、ヨーロッパの製作家に注文した人が何人かいます。

その中の多くの人が、予定より製作の時間が長くかかったと言っていました。

「1年で完成って最初に言われてたけど、届いたのは2年後だった」

「2年で届くはずが、3年待った」

と予定を1年以上オーバーして受け取った人や、

「今注文してるんだけど、さぁ、いつ来るのかよくわからないなぁ。」

という人も。

更に、人気製作家に注文したチェンバロ奏者の方は

なんと「20年待った」とのこと!

20年って…

もう自分がどこに住んでて、どういう生活しているのかすら想像できない…。

私は、楽器はすぐ出来上がるものではないけれど、

「上手くなるためにチェンバロがほしい」と思って買ったので、

「できれば早く楽器が届いてほしいな」

というのが本音でした。

しかし一方で、

上に書いたようなエピソードを前々から聞いていたので、

「外国人製作家に頼むと、予想以上に完成を長く待たなければならない可能性もある」

ということを知った上で注文しました。

文化の違い?性格の違い?

製作家によって製作期間は本当にまちまちですが、

日本の製作家だと、1-2年くらいで完成することが多いのではないでしょうか。

ヨーロッパの人だと、上に例を挙げた通り、長い人は本当に長い。

とある人気の鍵盤楽器製作家は、

「もう自分が生きている間に引き受けられる注文数は、全て引き受けてしまった。

 これ以上注文は受け付けない。」

と言っているそうです(!)

そういった方に運よく頼んでいたとしても、

きっと自分が頼む前に既に何人もの注文者がいて、

届くのはいつになるんだろう…という感じなのでしょう。

私の注文した製作家T氏は、

「比較的製作が早い」と評判の人でした。

契約書に納期も書いてくれてるから、まぁ大丈夫だろうと思っていました。

しかし現時点ですでに、納期から1年以上経っています…。

注文したのは2019年5月、

契約書に書かれた納期は2020年3-4月でした。

私は会社勤めをしているので、

「えー、納期が遅れるってお客様にすごく怒られることなのに」とか

「『1年遅れそう』とわかった時点で連絡しなきゃいけないんじゃないの?」とか

いかにも日本人サラリーマンの思考で考えてしまいました。

しかしやはり、その感覚が世界に通用するとは限らないようです。

私ももともと、海外に旅行に行ったり、

2ヵ月程度ですが仕事で海外に住んだりした経験や、一般的なエピソードから、

「外国人は、日本人ほど時間や期限に厳しくない」

「仕事よりも家族やプライベートが大事。バカンスはしっかり休む」

といった文化の違いはあることは、わかっているつもりでした。

わかってはいるものの、

「早く楽器がほしいなぁ」

という期待が強すぎると

「いつ来るのやら…」

とがっかりもしてしまうので(^^;)、

異文化の人に仕事を頼むのだから、

その文化との付き合いにも慣れないとなぁと思います。

まめに連絡をとるべし

時系列が前後してしまいましたが、

チェンバロを注文したばかりの私が考えていたことのは、

「まめに製作家に進捗を確認しよう」ということです。

過去に製作を長く待ったチェンバロ奏者の人にも

「作業が進んでいるか確認するために、連絡はした方がいい」

と言われていました。

T氏からも

「チェンバロの様子が気になったら写真送るから、いつでもメールして。」

って言ってくれてるし、

製作の催促 確認のために、数ヶ月に1回は連絡をとろうと決めました。

最初に状況確認メールを送ったのは、

契約してから5ヶ月くらい経った2019年の10月頃です。

 チェンバロの製作状況に興味があります。

 よかったら写真を送ってくれませんか?

といった簡単な内容です。

T氏は数日以内に返信をくれました。

そのメールには

 今、9台のチェンバロを並行して作っている。

 1台ずつ作り終えてから次のチェンバロにとりかかるのではなく、

 まずは複数台分の細かいパーツを作って、あとで組み合わせる。

 君のチェンバロは来年の3月に完成予定だから、

 2月くらいに組み合わせることになるかな。

といったことが書かれていました。

ほうほう。チェンバロの製作の過程を知るのも面白い。

工房が近ければ、見学に行きたいけれど、

遠い国の製作家を選んだのですから、そこは仕方がありません。

3枚ほど、今作っているパーツの写真が添付されていました。

なんというか、まだ「木の板」って感じです。

ブログに写真をアップしたいのですが、仕事場が写っているし、

ご本人の許可もとらないといけないと思うので、控えておきます。

まだまだ先は遠そうだけど、

この木の板から楽器になっていくんだなぁと思うと、

ちょっと嬉しくなったのでした。

今日はここまでです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

コメント

  1. […] 過去の記事では、チェンバロ製作を注文してから5ヶ月後に、 […]

  2. […]  チェンバロ製作を契約した後は?…まめに連絡をとるべし […]

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